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心房細動の急性期治療にK+Mg静脈内投与が有効

2022年12月2日  専門誌ピックアップ

オーストリア・ウィーン医科大学救急科のレジストリを用いたコホート研究で、心房細動(AF)または心房粗動の急性期治療に用いるカリウム(K)とマグネシウム(Mg)の静脈内投与による洞調律への自然回復(SCV)の確率を検討。非永続性心房細動(2546件、患者の年齢中央値68歳、男性55.4%)および非永続性心房粗動(573件、同68歳、男性57.9%)を対象とした。 その結果、心房細動ではK+Mg静脈内投与群のSCVのオッズ比が非投与群より高かった(19.2% vs. 10.4%、オッズ比1.98、95%CI 1.53-2.57)。心房粗動では、K+Mg静脈内投与とSCVに関連は認められなかった(13.0% vs. 12.5%、オッズ比1.05、95%CI 0.65-1.69)。...