1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 心疾患小児の血栓塞栓症予防にエドキサバンが有効

心疾患小児の血栓塞栓症予防にエドキサバンが有効

2022年12月3日  Journal of the American College of Cardiology

18歳未満の心疾患患者167例を対象に、血栓塞栓症予防に用いるエドキサバンの有効性および安全性を第III相前向き無作為化試験で検討(ENNOBLE-ATE試験)。主要評価項目は、臨床的に問題となる出血の判定とした。 修正intention-to-treat解析の結果、エドキサバン群と標準的抗凝固療法群の各1例に治療後3カ月間に重大ではないが臨床的に問題となる出血が認められた。治療下で発現した有害事象発生率はエドキサバン群が46.8%、標準療法群が41.4%で、標準療法群の1例に血栓塞栓症(TE)事象(肺塞栓症を伴う深部静脈血栓症)が2件確認された。1年の延長試験に参加した147例の臨床的に問題となる出血事象発生率は0.7%、TE発生率は2.8%だった。...