米国退役軍人省の医療データベースに登録された新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の初回感染者44万3588例、再感染者4万947例、非感染対照者533万4729例を対象に、再感染により初回感染での急性期および急性期後の後遺症リスクが増加するかを検討した。 逆確率重み付け生存モデルでの解析の結果、再感染なしに比べ再感染で死亡(ハザード比2.17、1.93-2.45)および入院(同3.32、95%CI 3.13-3.51)のリスクが増加し、呼吸器疾患、心血管疾患、血液疾患、糖尿病、消化器疾患、腎疾患、精神疾患、筋骨格系疾患、神経疾患などの後遺症のリスクも増加した。リスクの増加はワクチン接種の有無に関係なく認められ、急性期が最も顕著だったが、6カ月後も持続していた。非感染群に比べると、感染回数が増えるほど再感染群の累積リスクおよび負荷が増加した。...
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