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超低脂肪食で緑内障リスク上昇

2022年12月3日  Ophthalmology

野菜、果物、穀物の摂取を増やした低脂肪食による食生活改善(DM)の健康効果を評価した無作為化介入試験Women's Health Initiative Dietary Modification Trialの参加者2万3217例(平均年齢64.4歳)を対象に、食生活改善と原発性開放隅角緑内障(POAG)発症リスクとの関連を2次解析で検討。平均追跡期間11.6年、平均DM実施期間5.2年での1000人年当たりPOAG発症率は11.1だった。 Cox比例ハザードモデルでの解析の結果、DMによるPOAG発症抑制効果は認められず(ハザード比1.04、95%CI 0.96-1.12)、人種や年齢によるこの関連の修飾は見られなかった(交互作用のP=0.24、0.44)。試験開始前の栄養および食物摂取を四分位群に層別化した解析では、総脂肪摂取量が全体の摂取カロリーに占める割合の最低四分位群はOAG発症リスクが高かった(同1.22、1.05-1.41、交互作用のP=0.007)。...