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セミノーマ、治療の減弱化で3年PFS良好

2022年12月3日  The Lancet Oncology

IIA期またはIIB期セミノーマ(精上皮腫)患者116例を対象に、有効性を維持しながらも毒性を軽減することを目的とした新たな治療強度の減弱(de-escalated)を単群第II相試験で評価(SAKK 01/10試験)。カルボプラチンを1サイクル投与後に、照射野を病変のあるリンパ節に限局した(involved node)放射線治療を実施した。 その結果、中央値4.5年の追跡で、主要評価項目の3年無増悪生存率(PFS)は93.7%だった。3年PFS目標値は95%で、主要評価項目は達成されなかった。58例に急性治療関連有害事象(TRAE)が認められ、グレード3または4のTRAEとして、5例に好中球減少症、3例に血小板減少症、1例に嘔吐が発生した。治療関連の死亡および遅発性TRAEの報告はなかった。...