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血圧や脂質の標準化遠隔管理、多様な集団で効果を確認

2022年12月4日  専門誌ピックアップ

多様性のある大規模医療ネットワークで提供する高血圧およびコレステロールの標準化遠隔管理プログラムによる血圧および低密度リポタンパク質コレステロール(LDL-C)の変化を評価。1万803例(平均年齢65歳、女性56%、高血圧3658例、コレステロール8103例、高血圧+コレステロール958例)を対象とし、患者の希望により教育単独群と教育+薬剤用量調節の遠隔管理群に分類して比較した。 その結果、高血圧プログラム実施から6カ月後と12カ月後の診察室血圧は、遠隔管理群が平均8.7/3.8mmHg、9.7/5.2mmHg低下し、教育単独群では-1.5/-0.7mmHg、+0.2/-1.9mmHg変化した(P<0.001)。脂質プログラムの6カ月後と12カ月後のLDL-Cは、遠隔管理群が平均35.4mg/dL、37.5mg/dLの低下、教育単独群では9.3mg/dL、10.2mg/dLの低下が見られた(P<0.001)。さまざまな人種、民族および第一言語のグループでもほぼ同じ血圧低下やLDL-C低下が認められた。...