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不安障害、マインドフルネスが薬物療法に非劣性

2022年12月4日  JAMA Psychiatry

不安障害患者208例(平均年齢33歳、女性75%)を対象に、週1回8週間のマインドフルネスによるストレス軽減(MBSR)のエスシタロプラム(第1選択の抗うつ薬)に対する非劣性を無作為化試験で検証(TAME試験)。主要評価項目はClinical Global Impression of Severity scale(CGI-S)で評価した不安の度合いとし、非劣性マージンを-0.495点とした。 その結果、8週後の平均CGI-SスコアはMBSR群が1.35点、エスシタロプラム群が1.43点低下した。群間差は-0.07点(95%CI -0.38-0.23、P=0.65)で信頼区間の下限値が非劣性基準を満たし、MBSRのエスシタロプラムに対する非劣性が示された。エスシタロプラム群の78.6%およびMBSR群に試験関連の有害事象が15.4%に発生した。...