扁桃肥大が見られる中等度ないし重度の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者93例(平均年齢41.6歳、男性86%、平均BMI 29.0)を対象に、修正口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(mUPPP)と扁桃摘出術(TE)単独の効果を無作為化臨床試験で比較(TEMUP試験)。主要評価項目は、無呼吸低呼吸指数(AHI)およびエプワース眠気尺度(ESS)の群間差とし、90例がプロトコールを完了した。 その結果、術後6カ月時点の平均AHIスコア低下率はmUPPP群が43%(事象発生数:51.0回/時間から28.0回/時間)、TE群56%(56.9回/時間から24.7回/時間)だった。平均群間差は9.2回/時間でTE群が優勢だったが、効果量は小さかった(Cohenのd=0.44)。ESSスコアの群間差も1.1と小さかった(Cohenのd=0.21)。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。