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乳がん診断歴で産科/新生児合併症増えず

2022年12月5日  専門誌ピックアップ

乳がん診断後1年以上経過した後に妊娠した女性の出産および新生児転帰を住民対象研究で検討。18-45歳でI-III期乳がん診断の症例群553例と共変量でマッチさせた乳がん既往歴のない対照群で比較した。 その結果、症例群と対照群の妊娠37週未満の早産(オッズ比1.29、95%CI 0.95-1.74)、32週未満の早産(同0.77、0.34-1.79)、在胎不当過小児(SGA児)出産(オッズ比:5パーセンタイル未満0.60、0.35-1.03、10パーセンタイル未満0.94、0.68-1.30)および重度母体罹病(同1.61、0.74-3.50)のオッズは同等だった。症例群は対照群に比べて帝王切開分娩のオッズが高かったが(同1.25、1.03-1.53)、新生児罹病のオッズ上昇は見られなかった(同1.15、0.81-1.62)。...