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治療抵抗性高血圧の腎デナベーション、6カ月後も効果持続

2022年12月7日  専門誌ピックアップ

治療抵抗性高血圧に対する超音波腎交感神経除神経術(腎デナベーション、uRDN)の効果を検討した無作為化シャム対照試験(RADIANCE-HTN TRIO試験)の事前解析で、6カ月後の効果持続および安全性を評価した。uRDN群69例中65例および偽処置(シャム)群67例中64例から血圧測定値を取得した。2-5カ月時点の家庭血圧が135/85mmHg以上の参加者には、アルドステロン拮抗薬から始める段階的標準降圧薬治療を開始した。 その結果、uRDN群は偽処置群に比べて、降圧薬の追加が少なく(平均0.7 vs. 1.1、P=0.045)、6カ月時点のアルドステロン拮抗薬投与患者が少なかった(40.0% vs. 60.9%、P=0.02)。平均昼間自由行動下収縮期血圧(SBP)はuRDN群が138.3mmHg、偽処置群が139.0mmHgだった(2カ月時点からの低下量-2.4mmHg vs. -7.0mmHg)。調整後混合モデルで、uRDN群の家庭SBP低下量が4.3mmHgで、大幅な低下が示された(P=0.03)。両群とも有害事象はまれだった。...