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APOE遺伝子の構造的変異で加齢黄斑変性リスク上昇

2022年12月8日  JAMA Ophthalmology

Copenhagen City Heart Study(CCHS)およびCopenhagen General Population Study(CGPS)の参加者10万5546例(平均年齢57.7歳、女性55%)のデータを用いて、アポリポ蛋白E(APOE)遺伝型による加齢黄斑変性(AMD)リスクをコホート研究で検討。CCHSコホートでAPOE遺伝子の配列を決定し、CGPSコホートでヘテロ接合体頻度が0.0002以上の変異9個の遺伝子型を決定した。 Cox回帰解析の結果、ε33遺伝子型の参加者に比べε44遺伝子型(多変量調整後ハザード比0.66、95%CI 0.45-0.96)、ε43遺伝子型群(同0.80、0.71-0.90)の参加者の方がAMDリスクが低く、ε32遺伝子型群の方が高かった(同1.15、1.00-1.31)。AMDリスクは変異の非保有者に比べGly145Asp(同3.53、1.14-10.96)およびArg154Cys(同4.52、1.13-18.13)ヘテロ接合体保有の参加者の方が高かった。あらゆる構造変異(structural variant)を重み付けアレルスコア...