無症状者への集団抗原検査でコロナによる入院25％低下

英リバプールで、任意の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）迅速抗原検査が地域のCOVID-19入院率に及ぼす影響を総合対照解析で評価（Covid-SMART介入解析）。主要評価項目は、近隣地域のCOVID-19に起因する週次入院患者数とし、英国の他地域から選択した対照地域と比較した。 その結果、2020年11月6日から2021年1月2日までに一般集団49万8042例が監督下で自己検査を実施した。全国的ロックダウン（2020年11月6日から12月3日まで）中に集中的な地域検査を実施したことで、リバプールのCOVID-19に起因する入院は対照集団（COVID-19による入院の傾向がリバプールとほぼ同じ近隣地域）と比較して43％少なかった。2020年12月3日から2021年1月2日までのCOVID-19制限段階の地域差を補正後、イングランドでの地域検査を全国展開する前の少数検査施設で実施した介入期間全体（2020年11月6日から2021年1月2日）の減少率は推定25％だった。...