1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. Ph陽性ALL、ポナチニブ+ブリナツモマブが有望

Ph陽性ALL、ポナチニブ+ブリナツモマブが有望

2022年12月10日  専門誌ピックアップ

新規診断フィラデルフィア染色体(Ph)陽性急性リンパ芽球性白血病(ALL)患者40例、再発/難治性Ph陽性ALL患者14例およびリンパ芽球性急性期の慢性骨髄性白血病(CML)患者6例(計60例)を対象に、ポナチニブとブリナツモマブの併用を単群第II相試験で評価(試験は進行中)。コホート全体の追跡期間は16カ月だった。 その結果、Ph陽性ALLで評価可能の38例中33例(87%)が分子遺伝学的完全奏効(CMR)を得た。再発/難治性Ph陽性ALLでは13例中12例(92%)が全奏効、11例(79%)がCMRを得た。リンパ芽球性急性期CMLでは6例中5例(83%)が全奏効、2例(33%)がCMRを得た。グレード3-4の頻度の高い有害事象は感染症(37%)、アミラーゼまたはリパーゼの濃度上昇(8%)、アラニンアミノトランスフェラーゼまたはアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ値上昇(7%)、疼痛(7%)および高血圧(7%)だった。治療関連の死亡はなかった。...