カンジダ血症でrezafunginがカスポファンギンに非劣性
カンジダ血症および侵襲性カンジダ症の治療に用いる次世代エキノキャンディン系抗真菌薬rezafunginの有効性と安全性をカスポファンギンと比較して多施設共同二重盲検ダブルダミー無作為化第III相試験で検討(ReSTORE試験)。15カ国の3次医療機関66施設で18歳以上の199例(男性59%、平均61歳)をrezafungin群とカスポファンギン(対照)群に割り付けた。 その結果、14日時点で、rezafungin群の59%と対照群の61%が全体的治癒を達成し[重み付け治療群間差-1.1%、95%CI -14.9-12.7、欧州医薬品庁(EMA)の主要評価項目]、rezafungin群の24%と対照群の21%が30日時点で死亡または生存状況不明だった[投与群間差2.4%、95%CI -9.7-14.4、米国食品医薬品局(FDA)の主要評価項目]。安全性の解析では、rezafungin群の91%と対照群の85%に治療下で有害事象が1件以上発現し、発熱、低カリウム血症、肺炎、敗血性ショック、貧血は両群とも5%以上に生じた。ezafungin群の56%と対照群の53%に重篤な有害事象が発現し...
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