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リパスジル-ブリモニジン合剤、単剤より眼圧低下効果高い

2022年12月11日  専門誌ピックアップ

リパスジルまたはブリモニジンによる治療中で眼圧が18mmHg以上の原発性開放隅角緑内障(POAG)または高眼圧症の患者を対象に、リパスジル-ブリモニジン固定用量配合点眼薬(RBFC、K-232)の眼圧低下効果を無作為化実薬対照第III相試験2件で検討。リパスジル比較対照試験では患者206例をRBFC群とリパスジル群に割り付け、ブリモニジン比較試験では282例をRBFC群、ブリモニジン群、リパスジル+ブリモニジン併用群に割り付けた。主要有効性評価項目は、点眼から2時間後の眼圧の試験開始前から4、6、8週時点の変化量とした。 その結果、リパスジル比較対照試験での眼圧低下量はRBFC群が-2.6mmHg、リパスジル群が-1.2mmHg(差-1.4mmHg、95%CI -1.8mmHg--1.0mmHg、P<0.001)、ブリモニジン比較対象試験ではRBFC群が-3.4mmHg、ブリモニジン群が-1.5mmHgだった(同-1.8mmHg、-2.3mmHg--1.4mmHg、P<0.001)。最も頻度の高い有害事象は結膜充血だった。...