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COVID-19罹患後は糖尿病リスク上昇

2022年12月12日  専門誌ピックアップ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後の糖尿病発症率をコホート研究9報(約4000万例)の系統的レビューとメタ解析で評価。変量効果モデルで糖尿病の統合発症率と相対リスクを推定し、COVID-19罹患後と非COVID-19を比較した。 その結果、全体では、COVID-19後の糖尿病発症率は1000人年当たり15.53例(95%CI 7.91-25.64)で、COVID-19感染後は糖尿病の相対リスクに上昇が見られた(相対リスク1.62、95%CI 1.45-1.80)。非COVID-19患者と比較した相対リスクは、1型糖尿病が1.48(95%CI 1.26-1.75)、2型糖尿病が1.70(同1.32-2.19)だった。全年齢層でCOVID-19と相対リスクに有意な正の相関が認められ、18歳未満は1.72(同1.19-2.49)、18歳以上は1.63(同1.26-2.11)、65歳超は1.68(同1.22-2.30)だった。 重症COVID-19患者は、COVID-19罹患後の糖尿病リスクが高かった(相対リスク1.67、95%CI 1.25-2.23)。糖尿病のリスクはCOV...