進行CKD、RAS阻害薬中止でeGFR上昇せず
2022年12月12日
New England Journal of Medicine
体表面積で補正した推定糸球体濾過量(eGFR)が30mL/分/1.73m2未満の進行慢性腎臓病(CKD)患者411例を対象に、レニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬中止の影響を多施設共同非盲検試験で検討。主要評価項目は、3年後のeGFRとした。 その結果、3年後のeGFR最小二乗平均は、中止群が12.6mL/分/1.73m2、継続群が13.3mL/分/1.73m2だった(差-0.7、95%CI -2.5-1.0、P=0.42)。中止群の128例(62%)および継続群の115例(56%)が末期腎不全(ESKD)に進行したか腎代替療法を開始した(ハザード比1.28、同0.99-1.65)。心血管事象(108例 vs. 88例)および死亡(20例 vs. 22例)の有害事象発生率は両群ともほぼ同じだった。...
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