世界の過体重者および肥満者の非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪肝(NAFL)および非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の有病率を横断的および縦断的観察研究の系統的レビューとメタ解析で推定。2000年以降に出版された横断研究および縦断研究計151報をメタ解析の対象とした。 その結果、10万1028例と対象とする統合解析で、過体重者のNAFLD有病率は69.99%(I2=99.10%)、NAFL有病率は42.49%(I2=96.40%)、NASH有病率は33.50%(I2=95.60%)だった。肥満者の推定有病率もほぼだった(NAFLD:75.27%、I2=98.50%;NAFL:43.05%、I2=96.30%;NASH:33.67%、I2=95.60%)。NAFLDがある過体重者の20.27%(I2=93.00%)およびNAFLDがある肥満者の21.60%(I2=95.00%)に中等度以上の肝線維化(F2-4)があり、それぞれ6.65%(I2=58.00%)および6.85%(I2=90.00%)に進行した肝線維化(F3-4)があった。...
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