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FTLD関連変異保有者、身体活動でNfL濃度推移が緩やかに

2022年12月13日  JAMA Neurology

前頭側頭葉変性症(FTLD)関連遺伝子(GRN、C9orf72、MAPT)の病原性変異保有者160例(女性52.8%、平均年齢50.7歳)を対象に、身体活動とニューロフィラメント軽鎖(NfL)の推移との関連をコホート研究で検討。ベースラインの身体活動量を3分類し(多い、平均、少ない)、最長4年間にわたり年1度の血漿NfL濃度測定を実施した。 その結果、ベースラインの身体活動量が多いほどNfL濃度の推移が緩やかだった。4年間でNfL濃度は平均45.8%増加した。身体活動量が多いグループのNfL濃度増加は平均群に比べて14.0%遅く、少ないグループに比べて30%遅かった。身体活動量が多いC9orf72およびMAPTの変異保有者はNfL濃度増加が18-21%遅かったが、GRN変異保有者では身体活動とNfL濃度の推移に有意な関連はなかった。...