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HPVワクチン接種による早産リスクを検討

2022年12月13日  専門誌ピックアップ

2006-18年に妊娠22週超で単胎児を出産したデンマークの初産婦24万3136例(1961-2004年に出生)を対象に、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種歴と自然早産リスクの関連を住民対象後ろ向きコホート研究で検討。ワクチン接種を17歳未満および17歳以上で層別化した解析も実施した。 年齢調整および完全調整後のロジスティック回帰モデルでの解析の結果、ワクチン接種群と非接種群の自然早産オッズに有意ではないが差が見られ(オッズ比:接種群1.05、95%CI 0.99-1.12、非接種群1.04、0.98-1.10)、ワクチン接種から妊娠までの期間と関連を示す自然早産オッズに差は見られなかった。17歳未満でワクチンを接種したグループ群は非接種群より早産リスクが低かったが(完全調整後オッズ比0.87、0.75-1.00)、17歳以上で接種したグループにはこの関連は見られなかった。...