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ホジキンリンパ腫、HSCT後の免疫療法併用が有望

2022年12月15日  専門誌ピックアップ

米国の医療センター5施設で、同種造血幹細胞移植(HSCT)を受けた高リスクの再発性または難治性古典的ホジキンリンパ腫成人患者59例(男性58%)を対象に、地固め療法に用いるブレンツキシマブ ベドチンとニボルマブ併用の効果および安全性を第II相単群試験で検討。追跡期間中央値は29.9カ月だった。一方の薬剤が毒性により中止となった場合も、他方の薬剤は継続可能とした。 その結果、29例が併用療法、45例が一方の薬剤の8サイクルを完遂した。治療を実施した全患者の18カ月時点の無増悪生存率(PFS)は94%だった。最も頻度の高い有害事象は末梢感覚神経障害(53%)、好中球減少症(42%)で、ステロイド治療を要する免疫関連有害事象の発生率は29%だった。治療関連死は認められなかった。...