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外傷後のVTE予防、LMWHは固定量か抗Xa活性で調整か

2022年12月16日  Annals of Surgery

外傷後の静脈血栓塞栓症(VTE)予防に用いる低分子量ヘパリン(LMWH)の抗Xa活性に基づく投与(anti-Xa guided)と固定量投与の有効性と安全性を系統的レビューおよびメタ解析で比較。観察研究15件(患者1万348例を解析対象とした。 その結果、固定量投与と比較して、抗Xaに基づく投与はDVT(調整済オッズ比 0.52、95%CI 0.40-0.69)、PE(同0.48、0.30-0.78)、またはあらゆるVTE(同0.54、0.42-0.69)を軽減させる可能性が示された(根拠の確実性「低」)。死亡率(同1.06、0.85-1.32)および出血事象(同0.84、0.50-1.39)に対する効果は、GRADEシステムにより不正確さ(serious imprecision)が示されたため制限があった。...