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過食性障害に行動療法と薬物療法の併用が有効

2022年12月16日  専門誌ピックアップ

過食性障害患者136例(女性81.6%、平均年齢46.5歳、平均BMI 37.1)を対象に、薬物療法(naltrexone-bupropion合剤)および減量を目的とした行動療法(BWL)の有効性を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討。参加者者の81.7%が治療後評価を完了した。 その結果、過食の寛解率はプラセボ群が17.7%、薬物療法群が31.3%、BWL+プラセボ群が37.1%、BWL+薬物療法群が57.1%だった。過食のロジスティック回帰で、BWLはBWLなしより有意に優れており、薬物療法はプラセボよりも有意に優れていたが、BWLと薬物療法に有意な交互作用はなかった。過食頻度で補完した混合モデルでも、BWLはBWLなしよりも有意に優れていることが示された。5%の減量を達成した患者の割合は、プラセボ群が11.8%、薬物療法群が18.8%、BWL+プラセボ群が31.4%、BWL+薬物療法群が38.2%だった。...