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小児の静脈内留置処置、VRで疼痛緩和

2022年12月17日  JAMA Pediatrics

小児病院の救急科で静脈内留置処置を受ける生後6カ月-4歳の患児88例を対象に、ドーム型天井スクリーンを用いた仮想現実(VR)アニメーション表示による処置中の疼痛緩和効果を無作為化臨床試験で検討。44例(年齢中央値生後24.0カ月、男児61.4%)をVR介入群、44例(同23.0カ月、59.1%)をVRなしの対照群に割り付けた。主要評価項目は、ベッドに横になった直後、止血帯装着時、アルコール消毒時および皮膚穿刺時のFLACC(Face, Legs, Activity, Cry, and Consolability)尺度の疼痛スコアとした。 その結果、穿刺時のFLACCスコア中央値は介入群が6.0点、対照群が7.0点だった。順序ロジスティック回帰モデルの解析で、介入群は対照群に比べFLACCスコアが高くなる確率が低かった(オッズ比0.53、95%CI 0.28-0.99、P=0.046)。...