1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 開放隅角緑内障、発見可能な前臨床期の期間は約10年

開放隅角緑内障、発見可能な前臨床期の期間は約10年

2022年12月17日  JAMA Ophthalmology

スウェーデン・マルメ市での57-77歳の開放隅角緑内障(OAG)検診受診者3万2918例のデータを用いて、OAGの発見可能な前臨床期(preclinical detectable phase、PCDP)の平均期間を医療記録の後ろ向きレビューで検討。検診受診者1420例(平均健診時年齢67.4歳)を含む2029例(女性66.6%)を解析対象とした。 PCDPの平均期間は2通りの方法で推定した――1)感度100%を想定した健診で検出した緑内障の有病率および臨床的発症率(検診なしでも検出されると予測される新規発症例数)に基づく有病率/発症率法、2)マルコフ連鎖モンテカルロ(MCMC)モデルシミュレーション。 その結果、全体のPCDP平均期間は、有病率/発症率法で10.7年、MCMC法では10.1年と推定された。...