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食事に食塩追加する頻度が低いとCVDリスクが低い

2022年12月18日  Journal of the American College of Cardiology

英国バイオバンクに参加する心血管疾患(CVD)既往のない成人17万6570人を対象に、食品に食塩を追加する頻度とCVD発症リスクの関連を検討。関連の評価にCox比例ハザードモデルを用いた。追跡期間中央値は11.8年だった。 共変量と修正DASH食(modified Dietary Approaches to Stop Hypertension)で調整後、食塩追加頻度が低いとCVD事象のリスクが有意に低かった。食塩追加頻度が「いつも」のグループと比較した調整後ハザード比は、「しょっちゅう」が0.81(95%CI 0.73-0.90)、「時々」が0.79(同0.71-0.87)、「めったにしない/まったくしない」が0.77(同0.70-0.84)だった(傾向のP<0.001)。食塩の追加に心不全(傾向のP<0.001)および虚血性心疾患との強い関連が見られたが(傾向のP<0.001)、脳卒中との関連は認められなかった。DASH食で食塩追加頻度が最も低い場合にCVDリスクが最も低かった。...