1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. コロナワクチン、小児でも高い死亡抑制効果あり

コロナワクチン、小児でも高い死亡抑制効果あり

2022年12月18日  British Medical Journal

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)デルタ株とオミクロン株優勢期のアルゼンチンで小児(3-11歳)と思春期児(12-17歳)を対象に、ワクチン(mRNA-1273、BNT162b2、BBIBP-CorV)2回接種によるSARS-CoV-2感染および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡に対する有効性と短期的免疫の減衰を検査陰性症例対照研究で推定。検査を受けた84万4460例のうち、検査陽性症例23万1181例を検査陰性対照とマッチングさせ、13万9321例を解析対象とした。 その結果、デルタ株優勢期のSARS-CoV-2感染に対するワクチン有効性は、小児が61.2%、思春期児が66.8%、オミクロン株優勢期でそれぞれ15.9%と26.0%と推定された。ワクチン有効性は経時的に低下し、特にオミクロン株優勢期には小児でワクチン接種後15-30日時点の37.6%から60日以降の2.0%に、思春期児で55.8%から12.4%に低下した。オミクロン株優勢期でのCOVID-19による死亡に対するワクチン有効性は、小児が66.9%、思春期児が97.6%だった。...