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10代や若年成人の2型糖尿病発症が世界的に増加

2022年12月20日  British Medical Journal

世界の疾病負担研究(GBD)2019のデータを用いて、思春期児および若年成人(年齢15-39歳)の2型糖尿病の世界的負担を系統的解析で推定。年齢で標準化した発症率、障害調整生存年(DALY)率、死亡率、各種危険因子に対するDALYの寄与割合の1990年から2019年までの変化を分析した。 その結果、人口10万人当たりの発症率は1990年の117.22から2019年の183.36に、DALY率は106.34から149.61に有意に上昇していた(P<0.001)。人口10万人当たりの死亡率は0.74から0.77にやや上昇した。社会人口統計学的指標(SDI)別の分析では、2019年の低中SDI国と中SDI国の発症率とDALY率が高かった。低SDI国は発症率が最も低かったが、死亡率は最も高かった。30歳未満の女性は男性より死亡率とDALY率が高かったが、30歳以上では低SDI国を除き逆転した。DALYの主な寄与危険因子は、SDIに関係なくBMI高値だった。...