進行NSCLCの1次治療、免疫療法薬2剤併用で長期転帰改善
進行非小細胞肺癌(NSCLC)の1次治療に用いるニボルマブとイピリムマブ併用の臨床的便益を試験4件の統合解析で検討。CheckMate 227試験パート1、817試験コホートA、568試験パート1および012試験を対象とした。 追跡期間最短29.1-58.9カ月で、統合した集団(参加者1332例)の総生存(OS)期間中央値は18.6カ月、3年OS率は35%、無増悪生存(PFS)期間中央値は5.4カ月、3年PFS率は17%だった。全奏効率は36%、奏効期間中央値は23.7カ月で、治療効果が認められた患者の38%は3年時点で奏効が持続していた。6カ月時点で治療効果が認められた患者は、病勢が安定や進行の患者よりランドマーク後のOS期間が長かった(3年OS率:順に66%、22%、14%)。奏効の深さ(depth of response)に生存期間改善との関連が見られ、腫瘍負荷の軽減が80%以上、50-80%未満、または30-50%未満の患者の3年OS率はそれぞれ85%、72%、44%だった。新たな安全性シグナルは認められなかった。...
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