難治性の慢性移植片対宿主病にaxatilimabが有望
2022年12月21日
Journal of Clinical Oncology
2種類以上の全身療法歴がある6歳以上の活動性慢性移植片対宿主病患者40例を対象に、コロニー刺激因子1受容体(CSF-1R)依存性マクロファージの発生を制御するヒト化モノクローナル抗体axatilimabの安全性、忍容性、有効性を第I/II相試験で検討。第I相試験では生物学的至適用量(第II相試験の推奨用量)を特定し、第II相試験では7サイクル目の治療開始時点での全奏効率を評価した。 その結果、第I相試験では、4週間ごと1回の3mg/kg投与が生物学的至適用量とされた。30例に治療関連有害事象が観察された。グレード3以上の有害事象は8例で、その大半はCSF-1R阻害の既知のオンターゲット作用によるものだった。第II相試験では、主要有効性評価項目(第7サイクル1日目で全奏効率50%)が達成された。...
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