マインドフルネスや運動で高齢者の認知機能向上せず
2022年12月22日
Journal of the American Medical Association
米国2施設でマインドフルネスに基づくストレス軽減法(MBSR)と運動が認知機能にもたらす効果を2×2要因デザイン無作為化臨床試験で検討。認知症ではないが認知機能に不安がある高齢者(65-84歳)計585例(平均71.5歳、女性72.5%)を対象とした。神経心理学検査で評価したエピソード記憶と実行機能の複合を主要転帰とし、6カ月時点を主要評価項目、18カ月時点を副次評価項目とした。 その結果、6カ月時点でマインドフルネス・トレーニングや運動によるエピソード記憶[MBSR 0.44 vs. vs. MBSRなし0.48、平均差-0.04ポイント、95%CI -0.15-0.07、P=0.50);運動0.49 vs. 運動なし0.42(同0.07ポイント、-0.04-0.17、P=0.23)]や実行機能(MBSR 0.39 vs. MBSRなし0.31(同0.08ポイント、-0.02-0.19、P=0.12);運動0.39 vs. 運動なし0.32(同0.07ポイント、-0.03-0.18、P=0.17)]の有意な改善は認められなかった。18カ月時点でも有意な効果は認められなかった。6カ月時...
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