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頸部神経根症、後方手術が前方手術に非劣性

2022年12月23日  JAMA Neurology

頸部神経根症患者265例を対象に、頸椎前方除圧固定術(前方手術)に対する頸椎後方椎間孔拡大術(後方手術)の術後1年の臨床転帰に関する非劣性を治験責任医師盲検無作為化試験で検証(FACET試験)。主要評価項目はOdom基準に基づく成功率および視覚的アナログ尺度(スコア範囲0-100)で評価した腕の疼痛緩和とし、非劣性マージンを10%に設定した。追跡可能の228例を解析対象とした。 その結果、成功率は後方手術群が0.88(98例中86例)、前方手術群が0.76(106例中81例、群間差-0.11ポイント、片側95%CI -0.01)、腕の疼痛の群間差は-2.8(片側95%CI -9.4)となり、前方手術に対する後方手術の非劣性が示された。腕の疼痛緩和の群間差は3.4点(片側95%CI 11.8)で、非劣性マージンを1.8点超えていた。...