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ビタミンD長期補給、児童の成長に効果見られず

2022年12月24日  JAMA Pediatrics

ビタミンD欠乏症の有病率が高いモンゴル・ウランバートルの学齢児童(6-13歳)8851例を対象に、ビタミンD補給(3年間週1回経口投与)が成長、身体組成、思春期の発達にもたらす効果を二重盲検プラセボ対照無作為化試験の2次解析で検討。試験開始前、8453例(95.5%)がビタミンD欠乏症だった。追跡未完了のプラセボ群の1例を除く参加者者を最終解析対象とした。 その結果、試験終了時の平均25-ヒドロキシビタミンD[25(OH)D]値は、ビタミンD群が31.0ng/mL、プラセボ群が10.7ng/mLだった(平均差20.3ng/mL)。全体およびサブグループ内[試験開始前の25(OH)D値10ng/mL未満 vs. 10ng/mL以上、推定カルシウム摂取量500mg/日未満 vs. 500mg/日以上、男児 vs. 女児]で、対年齢身長比、対年齢BMI比、腹囲-身長比、体脂肪率、脂肪量、除脂肪量、タナー分類にビタミンD補給の影響は見られなかった。...