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妊娠中期までの禁煙で胎児発育への悪影響軽減

2022年12月24日  専門誌ピックアップ

日本の出生コホート研究「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した正期産の母子7万3025組を対象に、母親の禁煙時期と新生児の身体計測指標の関連を検討。妊娠中の喫煙状況により母親を6群に分類した(非喫煙群、妊娠前に禁煙した過去喫煙群、妊娠前期に禁煙した過去喫煙群、妊娠中期に禁煙した過去喫煙群、妊娠後期に禁煙した過去喫煙群、妊娠中も喫煙を継続した喫煙群)。主要評価項目は出生時の体重、身長、頭位とした。 その結果、非喫煙群との比較で、妊娠前に禁煙した過去喫煙群に有害転帰は見られなかった。妊娠中も喫煙を継続した喫煙群では、新生児の調整後平均体重が少なく(男児135g、女児125g)、調製後平均身長が低く(同0.6cm、0.7cm)、調製後平均頭位が小さかった(同0.3cm、0.3cm)。...