再発/難治性DLBCLにglofitamabが有効
2022年12月24日
New England Journal of Medicine
2種類以上の治療歴がある再発/難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者155例を対象に、glofitamabの安全性および有効性を第II相試験で検討。患者にはサイトカイン放出症候群を軽減するためオビヌツズマブによる前治療を実施し、その後一定期間、glofitamab単剤療法を実施した(計12サイクル)。主要評価項目は、独立審査委員会の評価による完全奏効とした。 その結果、154例に試験薬を投与した。追跡期間中央値12.6カ月の時点で、39%が完全奏効を得た。キメラ抗原受容体T細胞療法歴のある52例でもほぼ同じ結果だった(完全奏効35%)。完全奏効までの期間の中央値は42日だった。完全奏効例の78%は12カ月の時点で完全奏功が継続していた。9%が有害事象によりglofitamabの投与を中止した。最も発現頻度の高い有害事象はサイトカイン放出症候群だった(発現率63%)。62%にグレード3以上の有害事象が発現した(サイトカイン放出症候群4%、神経学的事象3%)。...
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