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CLL/SLLでzanubrutinibがイブルチニブに優越性

2022年12月25日  New England Journal of Medicine

再発/難治性慢性のリンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)患者652例を対象にzanubrutinibとイブルチニブ(ともにBTK阻害薬)の有効性を直接比較した第III相試験(ALPINE)の最終解析で、無増悪生存期間(PFS)を評価。中間解析で、主要評価項目の全奏効率についてzanubrutinibのイブルチニブに対する優越性が示されていた。 その結果、追跡期間中央値29.6カ月時点のPFSで、zanubrutinibのイブルチニブに対する優越性が示された(病勢進行または死亡のハザード比0.65、95%CI 0.49-0.86、P=0.002)。24カ月時点で治験責任医師が評価した無増悪生存率は、zanubrutinib群が78.4%、イブルチニブ群が65.9%だった。17p欠失およびTP53変異、またはそのいずれかがある患者では、zanubrutinib群の方ががイブルチニブ群よりPFSが長かった(病勢進行または死亡のハザード比0.53、95%CI 0.31-0.88)。zanubrutinibの安全性プロファイルはイブルチニブより良好で、投与中止に至る有害事象...