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ウパダシチニブ、最短1日で潰瘍性大腸炎の症状改善

2022年12月25日  専門誌ピックアップ

ウパダシチニブ(1日1回45mg投与)による潰瘍性大腸炎(UC)症状改善効果の最短達成時期を第III相寛解導入療法試験2件(U-ACHIEVE寛解導入療法試験およびU-ACCOMPLISH試験)の事後解析で検討。初回投与から14日時点までの症状(排便回数、直腸出血、腹痛、便意切迫)改善を評価した。 その結果、988例を解析対象とした。1-3日時点で、ウパダシチニブ群はプラセボ群と比べて症状の有意な改善が見られ、14日時点も維持されていた。2週時点で、ウパダシチニブ群の75.7%が高感度C反応性蛋白(CRP)、48.2%が便中カルプロテクチン(FCP)の試験開始前からの50%を超える低下を達成した(プラセボ群との比較によりP<0.001)。ウパダシチニブ群はプラセボ群より2週時点のPartial Mayoスコアに基づく臨床的寛解(26.9% vs. 4.3%)および臨床的奏効(59.4% vs. 22.3%)の達成率が高く(P<0.001)、2週および8週時点のQOLが有意に高かった。...