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妊娠中の外傷で児の脳性麻痺リスク上昇

2022年12月27日  JAMA Pediatrics

カナダ・オンタリオ州で在胎22週超で出生した小児211万177例(平均在胎週数38.8週、男児51.3%)を対象に、妊娠中の母親の予期せぬ外傷と児の脳性麻痺(CP)の関連を住民対象縦断的コホート研究で検討。母親の予期せぬ外傷への子宮内曝露発生率は3.9%だった。 その結果、追跡期間中央値8年でのCP診断率は0.3%で、そのうち5.5%を子宮内曝露した小児が占めた。1万人年当たり平均CP発生率は子宮内曝露群が4.36、非暴露群が2.93となり、曝露群にCPリスクのわずかな上昇が見られた(調整後ハザード比1.33、95%CI 1.18-1.50)。入院に至る重度障害(同2.18、1.29-3.68)および外傷後1週間以内の分娩(同3.40、1.93-6.00)でCPリスクが上昇した。...