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コロナ後の大腿骨頭壊死、ビスホスホネートで転帰良好

2022年12月27日  専門誌ピックアップ

三次医療センターで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後に大腿骨頭の骨壊死の診断を受けた患者48例の股関節88個を対象に、ビスホスホネート(BP)療法の効果を後ろ向き試験で検討。治療開始時にゾレドロン酸を静注、その後経口アレンドロン酸を週2回投与した。平均追跡期間は10カ月だった。 その結果、股関節の95.5%に良好な臨床転帰が認められ、外科的介入を要したのは4.5%のみだった。6週時点で視覚的アナログ尺度(VAS)疼痛スコアおよびハリス股関節スコア(HHS)の平均値に改善が見られ、その後も改善が維持された。放射線学的進行発生率は18%だった。COVID-19感染治療で投与したステロイドの平均用量はプレドニゾロン換算で841.3mgだった。ステロイド開始から骨壊死発症までの平均期間は179日だった。...