1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. コロナワクチンで難聴リスクは増加せず

コロナワクチンで難聴リスクは増加せず

2022年12月29日  専門誌ピックアップ

フィンランド全国規模の後ろ向きコホート研究で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチンBNT162b2(ファイザー社/ビオンテック社)接種後の突発性感音難聴(SSNHL)リスクを評価。SSNHLの診断を受けた患者を除く550万例を解析対象とした(比較時間650万人年、一次リスク時間170万人年、二次リスク時間210万人年)。 その結果、フィンランドでCOVID-19が流行する前のSSNHL診断数は、年間10万人当たり18.7例だった。データからはCOVID-19ワクチン接種後にSSNHLリスクは増加しないことが示され、BNT162b2接種後の補正後発生率比は、初回接種が0.8(95%CI 0.6-1.0)、2回目接種後が0.9(同0.6-1.2)、3回目接種後が1.0(同0.7-1.4)だった。...