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肥満の膝OA患者、食事と運動への介入で疼痛軽減

2022年12月29日  Journal of the American Medical Association

過体重または肥満(BMI 27以上)がある50歳以上の変形性膝関節症患者を対象に、食事および運動による膝痛緩和効果を評価者盲検無作為化臨床試験で検討。主要評価項目は18カ月後のWestern Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index(WOMAC)疼痛スコア(0-20点)の群間差とした(臨床的最小重要差1.6点)。 その結果、658例が試験を完遂した。18カ月時点で、食事+運動群(介入群)の調整後WOMAC疼痛スコア平均値は5.0点だったのに対して、対照の注意制御群では5.5点だった(調整後差-0.6、95%CI -1.0--0.1、P=0.02)。18カ月後の未調整体重平均変化量は、介入群が-7.7kg(8%)、対照群が-1.7kg(2%)だった(平均差-6.0kg、95%CI -7.3--4.7)。重篤な有害事象が169件あり、いずれも試験に起因するものではなかった。有害事象が729件発生し、そのうち32件(4%)が試験に起因するものだった[身体損傷10件(介入群9件、対照群1件)、筋挫傷7件(6件、1件)、つまずき...