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好酸球性食道炎にデュピルマブが有効

2023年1月1日  New England Journal of Medicine

12歳以上の好酸球性食道炎患者を対象に、完全ヒトモノクローナル抗体デュピルマブの有効性を第III相試験で検討した。 参加者をデュピルマブ300mg週1回皮下投与とプラセボ(パートA)、デュピルマブ300mg週1回または隔週皮下投与とプラセボ(パートB)に割り付け、最長24週間投与した。パートAまたはパートBを完遂した適格患者がパートCに進み、パートAを完遂した参加者に週1回デュピルマブ300mgを52週間投与した(パートA-C群、パートB完遂者対象のパートCは現在進行中)。主要評価項目は、24週時点の組織学的寛解(高倍率1視野当たり好酸球6個以下)および嚥下障害症状質問票(DSQ)スコアの変化量とした。 その結果、パートAの組織学的寛解率は、デュピルマブ週1回群が60%、プラセボ群が5%(差55%ポイント、95%CI 40-71、P<0.001)、パートBでは週1回群が59%、隔週群が60%、プラセボ群が6%だった(週1回群とプラセボ群の差54%ポイント、同41-66、P<0.001;隔週群とプラセボ群の差56%ポイント、同43-69、階層的検定で有意差なし)。週1回群の嚥下障害症状質...