モンティ・パイソン「バカ歩き」は高強度の運動

歩行障害のない健康な成人13人（女性6人、男性7人）を対象に、非効率的な歩行と効率的な歩行のエネルギー消費量（EE）を実験室での実証研究で比較。30メートルの屋内コースで5分間の歩行試験を実施し、1回目は参加者の自由な歩行速度での通常歩行、2回目、3回目はモンティ・パイソンのコメディ番組「バカ歩き省（The Ministry of Silly Walks）」に登場するTeabag氏とPutey氏の歩き方を再現した非効率的歩行を検証した。 その結果、通常歩行（11.3±1.9mL/kg/分および0.06±0.01kcal/kg/分）と比較した酸素摂取量およびEEの平均±標準偏差は、Teabag歩行（27.9±4.8mL/kg/分および0.14±0.03kcal/kg/分）は約2.5倍高く（P＜0.001）、Puety歩行（12.3±1.8mL/kg/分および0.06±0.01kcal/kg/分）には差がなかった。1分間のTeabag歩行により、男性ではEEが平均8.0kcal、女性では平均5.2kcal増加した。1日約5000歩歩く成人が1日の歩数の22-34％をTeabag歩行に変える...