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過敏性腸症候群の症状緩和にヨガが有効

2023年1月4日  専門誌ピックアップ

過敏性腸症候群(IBS)患者79例(平均年齢45.4歳、女性92%)を対象に、週1回オンライン配信する8週間のハタヨガプログラムの有効性、実行可能性および安全性を無作為化臨床試験で検討。助言のみ(対照)による介入と比較した。全体の中止率は20%だった。主要評価項目は、IBS症状重症度尺度(IBS-SSS)スコア50点以上低下を達成した参加者の割合とした。 その結果、IBS症状重症度尺度(IBS-SSS)スコアはヨガ群(Δchange=54.7、P=0.028)では有意に低下したが、対照群(Δchange=22.6、P=0.277)では有意ではなかった。IBS-SSSスコアの50点以上低下達成率は、ヨガ群が37%、対照群が20%で(P=0.242)だった。介入後のIBS-SSSスコアに有意な群間差は見られなかったが(P=0.149)、生活の質(P=0.030)、倦怠感(P=0.035)、自覚ストレス(P=0.040)はヨガ群の方が有意に良好だった。...