1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. がん関連血栓症、費用対効果高いDOACは

がん関連血栓症、費用対効果高いDOACは

2023年1月7日  Annals of Internal Medicine

がん関連血栓症の治療に用いる直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)4種の費用対効果をコホート状態遷移決定分析モデルで低分子量ヘパリン(LMWH)と比較。質調整生存年(QALY)獲得当たりの増分費用対効果比(ICER)(2022年米ドル換算)を評価した。 基本ケース分析の結果、アピキサバンはエノキサパリンとエドキサバンより安く、効果が高かった。リバーロキサバンのICERは49万3246ドルで、アピキサバンよりわずかに効果が高かった。実際の薬価を用いたシナリオ分析では、リバーロキサバンのQALY当たりのICERが5万53ドルで、費用対効果が高かった。感度分析では、薬剤費が月額530ドル未満の場合にアピキサバンのみ費用対効果が高く、530ドルを超える場合はリバーロキサバンの費用対効果が高かった。...