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肥満患者はニボルマブのirAEリスク高い

2023年1月8日  JAMA Oncology

CheckMate試験14件のデータを用いて、ニボルマブ単剤療法またはニボルマブ+イピリムマブ併用療法を受けた進行がん患者3772例を対象に、BMIと免疫関連有害事象(irAE)の関連を後ろ向き統合解析で検討。試験開始前のBMIにより患者を適正体重または低体重(25未満)、過体重(25以上30未満)、肥満(30以上)に分類した。 その結果、ニボルマブ単剤投与患者(2746例)の全グレードのirAE発生率は、適正体重または低体重(1266例)に比べて肥満(543例)の方が高く(オッズ比1.71、95%CI 1.38-2.11)、グレード3-4のirAE発生率に差はなかった(同1.21、0.92-1.61)。適正体重または低体重と比較すると、肥満の女性はグレード3-4のirAE発生率が高い(同1.73、1.07-2.79)以外は、irAEリスクは全サブグループで対象集団全体と一致していた。ニボルマブ+イピリムマブ投与患者のirAE発生率はBMI分類で一致していた。...