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カルフィルゾミブ併用療法、HRCA 0と1の骨髄腫にも有効

2023年1月9日  The Lancet Oncology

移植適応のある新規多発性骨髄腫患者を対象にカルフィルゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン(KRd)またはカルフィルゾミブ+シクロホスファミド+デキサメタゾン(KCd)による導入・地固め療法、およびカルフィルゾミブ単剤またはレナリドミド併用による維持療法を評価した第II相無作為化試験FORTEの事前計画解析で、参加者396例の細胞遺伝学的リスク別の転帰を評価。主要評価項目は、KRdまたはKCd後に非常に良好な部分奏効を得た患者の割合およびカルフィルゾミブ単独またはレナリドミド併用による無増悪生存期間とした。 その結果、4年無増悪生存率は高リスク細胞遺伝学的異常(HRCA)0個71%、1個60%、2個以上39%だった。寛解導入-強化-地固め療法群全体で、病勢進行または死亡のリスクはHRCA 0個と比較すると1個が同等(ハザード比1.33、95%CI 0.90-1.97、P=0.15)、2個以上では高く(同2.56、1.74-3.75、P<0.0001)、1個と比較すると2個以上の方が高かった(同1.92、1.34-2.76、P=0.0004)。1年微小残存病変陰性持続率は、HRCA 0個が...