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燃焼式たばこで口腔有害転帰リスク上昇

2023年1月10日  専門誌ピックアップ

米国の全国的調査Population Assessment of Tobacco and Health Studyの第1-5期(2013-2019年)の成人代表データを基に、たばこ製品の使用と口腔の有害健康転帰の発生率との関連をコホート研究で検討した。主要評価項目は、過去12カ月以内の自己申告による歯周病および口腔前がん病変(第2-5期)、歯槽骨喪失、ブラッシングまたはフロッシング後の出血、動揺歯、1本以上の抜歯(第4-5期)とした。 その結果、紙巻きたばこは歯周病(調整後ハザード比1.33、95%CI 1.11-1.60)、動揺歯(同1.35、1.05-1.75)、1本以上の抜歯(同1.43、1.18-1.74)の発生率と、葉巻きたばこは口腔前がん病変(同2.18、1.38-3.43)の発生率と、水たばこは歯周病診断(同1.78、1.20-2.63)の発生率と、ニコチン含有電子たばこ(ENDS)はブラッシングまたはフロッシング後の出血(同1.27、1.04-1.54)の発生率と正相関した。スヌース(snus:嗅ぎタバコ)とスヌース以外の無煙たばこと口腔の健康転帰の発生率とに関連は見ら...