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急性の脊椎痛に非侵襲的ケアが有効

2023年1月12日  Journal of the American Medical Association

米33施設の急性または亜急性の脊椎痛患者2971例(平均年齢51.7歳、女性60.3%)を対象に、通常ケアと比較した非侵襲的なケアの効果を無作為化臨床試験で検討(SPINE CARE試験)。参加者を、1)通常ケア、2)理学療法やカウンセリング、専門医の診察を組み合わせた集学的な介入[identify, coordinate, and enhance(ICE)ケアモデル]、3)個別化体位療法(IPT)に割り付けた。主要評価項目は、3カ月後の平均オスウェストリー障害指数(ODI)スコアとした。 その結果、2733例が試験を完了した。平均ODIスコアはICE群で試験開始前の31.2点から3カ月時の15.4点に、IPT群では29.3点から15.4点に、通常ケア群では28.9点から19.5点に変化した。追跡3カ月時点の通常ケア群との絶対差は、ICE群が-5.8点(P<0.001)、IPT群が-4.3点(P<0.001)だった。 12カ月間の平均医療費はICE群1448ドル、IPT群2528ドル、通常ケア群1587ドルで、通常ケア群との差はICE群-139ドル(リスク比0.93、0.87-0.99...