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TMBが多い肺がん、アテゾリズマブ+ベバシズマブで1年OS 72%

2023年1月14日  JAMA Oncology

EGFR、ALK、STK11、MDM2およびROS1遺伝子には異常がないが、腫瘍遺伝子変異量(TMB)が多く治療歴がない進行非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)成人患者38例を対象に、アテゾリズマブとベバシズマブ併用療法の臨床的有益性および安全性を単一群非盲検第II相非無作為化試験で検討(TELMA試験)。主要評価項目は、12カ月無増悪生存(PFS)率とした。 その結果、12カ月PFS率は51.3%だった。12カ月総生存(OS)率は72.0%だった。PFS期間中央値は13.0カ月(95%CI 7.9-18.0)で、OS期間中央値は未到達だった。有害事象の多くはグレード1または2で、主な有害事象発生率は、アテゾリズマブでは疲労(15.8%)および掻痒症(15.8%)、ベバシズマブでは高血圧(26.3%)および蛋白尿(10.5%)だった。アテゾリズマブを投与していた2例(5.3%)およびベバシズマブを投与していた3例(7.9%)に投与中止が発生した。...